包丁の寿命

年が明けましてから、冷凍食品のチャーハンにはまりまして
お昼ごはんはほとんど同じチャーハンを食べているとかのです。

営業しているとお客さまからいろいろな質問が飛んできます。
その中で「いつ研ぎにだしたらいいか?」の次くらいに最近よくお問い合わせがあるのが、

「包丁の買い替え時はいつなのか?この包丁はどれだけ使えるのか?」

という内容です。

確かにずっと使えそうな気はしますし、
研ぐことを覚えるとますます長くお使いになりたくなりますよね。

研げばまた変わらず使えるのが包丁ですが、
包丁にも寿命、買い替え時はあります。

まず皆さんにお話ししているのは、
普段切っていて柄を握った手が、まな板などどこかに当たるようになったら買い替えた方がいいです。

包丁の刃身は研ぐことで幅が狭まります。
気が付くと新品の時よりだいぶ短くなっていることはよくありますので、
そんな時はすぐに新調しましょう。

じゃあ手に当たらなければずっと使っていいのか、ですが
これは難しいところです。

すべての包丁とは言わないですけど、
往々にして包丁(特に和包丁)は、逆三角形の形をしていて
刃に向かって薄くなっています。

はじめのうちは、その幅の狭いところをさらに薄く研ぎますので、
かなり鋭くなって切れ味抜群ですが、
研ぎながら長く使うことで、
幅のあるところからの刃付けになって角度が鋭角になりにくくなります。
結果として新品の頃の切れ味とは変わってくることが起きます。

とは言いましても、「あら終わりなのね」とはなりません。
改善する方法はあります。

それは「肉抜き」という作業です。

包丁全体を削っていき、厚さそのものを薄くするというものです。

とかのもご依頼があればやれなくはありませんが、
かなりの大手術になりますので、時間がかかりますし、
合わせて料金もそれなりにかかります。
どうぞご注意ください。

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