今年の3月でTBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」が終了してしまうことで、
いまだ動揺を隠せないとかのです。
出店先で研いでいまして、毎回される質問に
「どれくらいの期間で研いだらいいのか?次はいつ持ってきたらいいのか?」
ということがあります。
なんだかわからないですよね。
洋服なら汚れる、しわになる、着るシーズンが終わったなど
クリーニングに出すタイミングはわかりやすいですが、
とかく包丁の研ぎなんてタイミングがよくわかりません。
聞かれた時の答えはひとつです。
「“切れないな”と思った時に出してください。」
です。
研いだ包丁は使っていくうちに、食材やまな板と当たることで刃先が丸くなっていき切れ味が落ちます。
それは…
・どんな金属を使っているか
・普段何を切っているか
・包丁をどれくらい使っているか
によって大きく変わってくるので、一様にいうことができません。
さらに大きいのは「切れる」「切れない」は感覚の問題ゆえ、
人それぞれ違うということです。
とかのが「これは切れる」と思っても、
当の使う人が「切れない」と思えばそれは「切れない包丁」になるのです。
でもそんなことばかり言っていては、お客さまを突き放すだけになってしまいますので、
とかのの経験談を付け加えます。
特に高級品でない三徳包丁一本しかないとかの家では、
毎日お勝手仕事で包丁を使っている環境で、
だいたい3か月から4か月くらい経つと最初の切れ味が無くなっているように感じます。
頻繁に研ぐこともいいですし、研ぎ屋さんからしたらありがたいお客様ですが、
研ぐことで包丁が短くなっていき、寿命が短くなってしまいます。
大切な包丁は息長く使っていただきたいですから。
ここでご注意を。
だからといって半年や一年に一度はおすすめできません。
あまりに長いご使用ですと、状態が悪くなって
かえってリカバリーするのに時間と手間と料金が余計にかかってしまいます。
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